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小林よしのり
2016.7.5 00:38日々の出来事

激変した社会を把握できてるか?


門弟が面白い報告をしてくれた。

「サザエさん」が視聴率99%で、2桁を割っているらしい。

祖父から孫まで一緒に住む家族なんて、ほとんどいないから、

今の子供にとっては昔話みたいに見えるのだろう。

 

「クレヨンしんちゃん」の父親も年収600万円で、それが

安月給だと家族から罵られていたそうだ。

今や年収600万円なんて富裕層になってしまう。

平均的な家族、平凡な家族を描きにくい時代なのだ。

 

そもそもあの時間帯に子供が家にいるのだろうか?

塾に行ってるんじゃないだろうかという疑問もある。

 

ほんの十年くらいの間に、概念を変えねばならないような

激変が日本社会に起こっている。

スマホを持った貧困者もそのような一例で、時代遅れの

感性を意固地に持っていたって、世の中把握できなくなって

きた。

ネトウヨとやらも、もはや古い人たちで、感性が老人なのだ。

「寝とウヨ」と書くべきかもしれない。

 

今日、配信のライジングで、泉美木蘭さんがここ最近の

銀座や都心の変化をレポートしてくれてるが、もう爆買いが

終わっている様子が呆れてしまう。

今の日本は一年で激変するから、置いてきぼりの人間が

ずいぶん多いのだろうなと思う。

 

復活『おぼっちゃまくん』の貧ぼっちゃまにもスマホを

持たせるべきかもしれない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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