ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.7.1 01:33芸能など

ノスタルジーだが興奮する昭和の歌謡界


昨日は録画していた昭和の歌謡界の映像を見せる番組に

興奮してしまった。

出てくる歌手がみんな歌が上手い。しかも個性がある。

 

藤圭子の「夢は夜ひらく」はドスが効いててしびれるし、

園まりの「夢は夜ひらく」は口がほとんど開かない歌唱で、

色気を存分に放っている。

 

山口百恵、桜田淳子、森昌子の「花の中3トリオ」は

15歳だったのだ。

山口百恵が15歳で「ひと夏の経験」を「あなたに女の子の

一番大切なものをあげるわ」と歌っていたのだから、

今なら児童ポルノ法に違反とか、人権派弁護士が文句つけ

るんじゃないだろうか?

 

それにしても昭和の女性歌手たちのおとなびた雰囲気は

ぶったまげる。

10代後半で女として見てくれという色気がむんむんだ。

20代前半の女性歌手はあべ静江などクラブホステスみたい

な美貌である。

 

今はAKBの子を見ても、少女っぽさが売りで、夢中に

なっているとロリコンと言われる始末、現に中年オヤジの

オタクがファンの主流で、昔のアイドルとはファンも含めて

質が違っているような気がする。

そもそも今は歌の上手いアイドルや、個性的な歌い方をする

アイドルがほとんどいない。

なぜ個性があって、歌の上手いアイドル歌手を発掘できない

のだろう?

 

ノスタルジーでしか歌謡曲を楽しめなくなってきたのが

寂しいが、歌謡曲自体が衰退しているからしょうがない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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