ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.6.12 03:00メディア

浜矩子氏は自主防衛が嫌いらしい


TBSの「時事放談」に浜矩子氏が出演していて、

トランプをこき下ろしていた。

それは同意できるのである。

 

ところがトランプが日本から米軍基地撤退を訴えている

ことに対し、日本側で「それならば自主防衛をする」と

言い出す輩が現れかねないと危惧を示していたことには

驚いた。

 

一体、浜さんは国防に関してどういう認識を持っている

のだろうか?

イラク戦争以来、日本で「自主防衛」を強固に唱えている

者は小林よしのりと西部邁、あとは宮台真司くらい。

もちろん高森明勅ら「ゴー宣道場」の師範もそうだが。

 

自称保守の圧倒的多数が「日米同盟」で米国に依存する

ことしか考えていない。

自主防衛論者は無視されているのだ。

なのに浜さんは日本の少数派である自主防衛論者を危険視

している。

 

ならば「日米同盟」依存の安倍政権でいいということなのか?

ならば沖縄の人たちの不遇をどう解消してやるつもりなのか?

 

浜矩子さん、真面目に考えてくださいよ。

キャラクターは面白くて好感を持っているのだが、国防に

関する考え方が全然分からない。

 

さらに「グローバリズムのこの時代に」と言ってましたが、

グローバリズムとは世界の経済システムをアメリカ標準で

統一することですよ。

グローバリズムとは世界の人々が仲良く手を取り合って

平和を築いていくことと、考えてやしませんか?

そんな認識では、経済に関する知識も疑われてしまいますよ。

 

わしは『民主主義という病い』の中で、グローバリズムは

ダメで、インターナショナリズムにするべきだと訴えているが、

劣化した戦後民主主義の民には分からないのだろうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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