ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.6.3 02:55メディア

国民を信頼する田原、信頼しないわしの差


5日、日曜は「ゴー宣道場」の開催だ。

月刊「Hanada」の田原総一朗と小川榮太郎の対談を読んだが、

田原の言うことが全く正しくて、テレビがいくら安保法制反対の

キャンペーンを張って、世論調査でいくら反対が圧倒的になっても、

選挙になれば安倍政権が3連勝になるのだ。

 

これはテレビの影響力の低下を表している!

そのテレビに、権力の味方をして、「公平性」を根拠に、

圧力をかけるのは、馬鹿そのものである。

 

マスコミの「自己規制」は組織人の習性であって、もともと

権力側からの圧力に弱く、上層部が発する空気に弱いのだ。

それが分からない権力の親衛隊がわしは嫌いだ。

 

田原総一朗にしても古舘伊知郎にしても、「政権の圧力はない」

と言う。

彼らは「個人」であり、「プロ」だからだ。

プロフェッショナルの矜持は「個人」では貫けるが、「組織人」

では貫けない。

 

田原総一朗とわしとの違いは、国民に信を置いている点だ。

わしは国民を信頼していない。

それは「民主主義」に対する考え方の差である。

発売されたばかりの『民主主義という病い』(幻冬舎)を読めば

わしの感覚が分かるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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