ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.5.30 23:27日々の出来事

絵の作業の話

『おぼっちゃまくん』のペン入れを始めたら、絵の描き方が

違うことに気が付いた。

子供の顔と思って描いているのに、つい思春期の少年少女の

顔になってしまう。

過去の絵を横に置いて、顔の中の目鼻の比率や、目の大きさに

注意しながら描かねば、大人ばっかり描いていたクセがつい

出てしまう。

慣れるまで少し時間がかかりそうだ。

 

原稿の左右の比率も「SAPIO」や幻冬舎の描きおろしと違う

ので、「コロコロ」のサイズだと横が狭く感じる。

これも慣れを待って、いかに絵を大きく描くかを工夫しな

ければならない。

 

コンテから原稿用紙にアタリを描き移す作業を、ポカQ

やっているが、やけにその作業が遅いなと思っていたら、

コンテを描くレポート用紙の縦横の比率が、「SAPIO」の

比率にぴったりなので、「コロコロ」だと原稿用紙にそのまま

トレースが出来ないらしい。

困った。作業が遅れる。

コンテを描くレポート用紙を探さなければならない。

 

漫画の絵を描く話をしたって、誰も分からんだろうな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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