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小林よしのり
2016.5.29 00:40新刊情報

「民主主義という病い」を右派と左派はどう読むか?


『民主主義という病い』(幻冬舎)が今、読者に届いている

本であるが、高橋源一郎が民主主義の権威であり、

シールズちゃんたちが民主主義の象徴のように思い込まれて

いた去年までの風潮がいかにバカバカしいものであったか、

よくよく点検してみてほしい。

 

「反知性主義」という言葉を使うならば、彼らの本と、

わしの本のどちらに知性が宿っているか、真摯に比較して

もらいたい。

両方を読み比べてもらっても全然かまわない。

 

そして右派左派を問わず、なぜ日本人はブームに流される

のかをよくよく考えてもらいたい。

戦前にマスコミも国民も南京陥落を歓迎一色になった

ことは知っているだろう。

戦争に突き進む風潮に、疑問を呈す意見は、国民の「空気」

として封じられていたことも知っているだろう。

 

ならば「民主主義」をよく分かりもしないで、これを徹底

させれば社会は良くなると信仰している愚かさを批判する

わしの本にも耳を傾けたらどうだろう?

朝日新聞は、そして産経新聞は、この本をどう見るのか?

民主主義バンザイの知識人たちは、この本をどう批判する

のか?

ぜひ聞いてみたいものである。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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