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トッキー
2016.5.13 06:00その他ニュース

尊敬できる老人がいなくなった世の中。

さらに出産説教校長に対する、
リアルな母親の生活実感に基づく
感想をご紹介します!


私は、小中高生の3人の子供を
育てている母親ですが、
年々増していく教育費その他に
おぼれそうな毎日を過ごしております。

私自身もパートで必死に働いて
家計の増収に励んでおりますが、
今後大学進学を控え、3人の教育費の
ピークを迎える時期が刻々と迫っており、
子供が行きたいのに
「お金がないから、ゴメン…」とだけは
言いたくないと、ない知恵を絞って
策を練っています。

「奨学金=子供の借金」なので、
子供の将来のためにも出来るだけ
子供自身が借金の無い状態で、
社会へ送り出してやりたいのですが、
とてもとても3人分も大学費用を
楽々出せるような状態ではありません・・・。

「大学へ行かないと非正規ほぼ確定」な
現代の日本で、親の収入が減り続けている中、
教育費だけはバブリー時代のまま。
だから、昔のように親の収入だけで
子供を大学卒業まで育てられない
家庭が増えてしまう・・・という
厳しい現実があります。

若い世代もそういう状況は
よーくわかっているから、
子供を産むことに躊躇してしまうのは
当然の流れと思います。
「産みたいのに産めない」という、
小林先生の表現はその通りだと、
実感を持って感じました。

前校長の発言を読むと、現代の庶民の
家計状況・子育て環境を全く知らないし、
知ろうともしないし、自分が若いころの
高度経済成長&バブリーな時代が
いつまでも続くと思っている、
その時代の感覚のままに発言している、
ということがよくわかり、
呆れてすぎて口もきけません。

それから、保育園建設に反対する、
高齢男性のインタビューをTVで見ましたが、
どう見てもこの男性が子供時代の時は、
騒々しく近所を遊びまわって、
ご近所や親にさんざん迷惑をかけながら
育ったであろう「顔つき」にもかかわらず、
そんな恩を忘れ果てて、
「静かな環境で過ごしたい」と
ぬけぬけと言っているのを聞き、
「いったい、どの口が言うか??」と、
こちらも唖然としました。

本当はご老人を尊敬したいのに、
尊敬できるようなご老人を探す方が
難しい世の中ですね。本当に残念です。


尊敬できる老人がいない世の中に
なっていることを象徴する
ポスターが街角に貼られています。

「おまごさんが見てます、あなたの交通マナー」って、
警視庁が高齢者に「ルールを守りましょう」と
呼びかけなきゃならないとは、
なんて世の中になっちゃったのだろうと、
これ見るたびに思います。

トッキー

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