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笹幸恵
2016.4.24 14:14

すごいなあ、生理の話

今日1日でやたら生理の話が出まくってる!!!

 

何がびっくりって、もくれんさんの生理話。

 

ぎええええーーーー絵文字:急ぎ

 

私には、もくれんさんのような繊細さがありません。

そりゃもちろん男性にはいちいち言わないけれど、

女性になら、つらいときには「今日は生理でさー」と

普通に言います。日常会話です。

もくれんさんは、相手が女であっても言いたくない、知らされたくない

と書いてありました。

あわわわ・・・。


今後、気をつけるようにいたします。

基本的に私はデリカシーに欠けるところがあるので絵文字:困った 冷汗

 

もくれんさんの繊細さに接するたび、思います。

 

(もしかしたら自分、オトコなのかなあ???)

あまりにも生き物として違いすぎる。

 

閑話休題。


生理に関しての小林先生のブログ。

そんなに目くじら立てることかな

というのが、率直な感想です。

 

小林先生はブログでこう書いていました。

 

朝の関口宏の番組で、男のコメンテーターが被災地の女性

のために生理用品を届けるべきだと言っていたが、わしが

古いせいなのか、そういうコメントは女に言わせるべきで

あって、男が言うと気色悪いと感じた。

 

私はこれを読んでも、まったく違和感を覚えませんでした。

赤の他人(男性)に生理についてあれこれ言われたら

「きもッ」としか思いませんから。

というか、避難生活を送る女性のために生理用品を届ける

なんていうのは、もはや当たり前なのでは?

わざわざ「男が」「あえて」口にすべきこと?

 

瀧波ユカリさんの言によると、

「生理がいつまでも社会的にタブー視されることで

災害時の避難生活に支障が出るような現状」があるとのこと。

もちろん生理を恥ずかしいと思う女性はいるだろうし、

生理用品なんか配れるか!という男性もいるでしょう。

でもそれは、もはや個々人の意識の差でしかないように思います。

第一、生理がいまだ「社会的にタブー視」されているのなら、

ナプキンのテレビCMが白昼堂々オンエアされるはずがない。

経血を吸い取りつつサラサラ感を維持するといった特長が

これでもかと謳われています。

赤ちゃんオムツやシニア向け尿漏れオムツだって同じ。

「ここまでオープンにするかあ」と感心するほどです。

決してタブー視されているとは思いません。

 

もしかしたら、避難生活の場では実際にタブー視されて

いるのかもしれません。

それがどういう状況なのかわかりませんが、

しかし突き詰めれば出産同様、しょせん男の出る幕ではないのでは?

タブーにしてはいけないけれど、秘め事ではあるのでは?

 

瀧波さんは、もしかしたら小林先生の文章が、

「生理用品を男が配るなんてみっともない」と

書いてあるように読めたのかもしれません。

でも本来、男の出る幕ではないところに、

あえて男性がしゃしゃり出てモノ言うことに嫌悪感を

抱いたのであって、これは足を引っ張るとか邪魔をするというより、

むしろ女の立場を代弁したにすぎません。

 

「わしが古いせいなのか」と書かれていますが、
そうではありません。
私の見立てによると、

先生は古いのではなく、オンナなのです。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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