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小林よしのり
2016.4.14 03:48経済

タックスヘイブンとアベノミクスに愛国心はない


「愛国心を学校現場で教えた方が良い」とは言ってないはず

のわしです。

学校現場で「国家」の意味や意義は教えた方が良いが、

愛国心は心の問題なので無理でしょう。

 

パナマ文書に税金逃れをした個人や法人がいっぱい載ってる

ことが暴露され、世界的に大問題になっています。

これなどは、まさに「愛国心」のないゼニの亡者の問題で、

学校で教えたって心がないのだから、どうにもならない人たち

ということです。

 

タックスヘイブンで税金逃れをしている大企業や富裕層は、

アメリカが1番多く、日本は世界第2位です。

ケイマン諸島に限っても日本の大企業は55兆円を隠している

ので、このカネを放出させれば、消費税なんか上げなくても、

何でもやれるわけです。

 

保育園から大学までの教育費を無償にしても、せいぜい7兆円

だから、まだまだ巨額のカネが余る。

一部の富裕層が税金逃れでカネを溜め込んでいるから、

一般国民が苦労するわけで、その富裕層向けの経済政策を

猛烈に促進したのが安倍政権だということを、しっかり

考えて欲しいものです。

 

自民党なんか、愛国心のかけらもないのです。

先祖代々で作り上げた日本国民のインフラを利用して

稼いだカネを、税金で国民に還元することを嫌がり、

タックスヘイブンで隠しているような富裕層を、

自民党は優遇する経済政策を取っているのですから。

 

自民党議員だけに、愛国心教育を施す学校を造らねば

ならないかもしれません。

そのときは、わしが校長になって、みっちり教えて

あげましょう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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