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切通理作
2016.4.11 08:46

青春映画です

先日小林さんのブログで、

僕がエロ映画を監督する事が書かれていましたが、

昨日道場が終わった後、

「ちょっとエロいとこもある映画とは言いましたが、

そんなにエグくなく、どちらかといえば、

青春映画です」と言ったら、

帰り際「青春映画なら見に行くよ」と

おっしゃっていただきました。

 

シナリオ見せた人からは

「これ、青春じゃないですか!」

「『バタアシ金魚』や『台風クラブ』みたいな映画になるのかな」

という感想もらいました。

 

とはいえ、僕にとって青春というのは

恥ずかしい事をすることであり、

青春映画というのは、見ていていたたまれなくなってくる

ぐらいのモノじゃなければいけないと思っているので、

エロとは分けて考えられないところがあります!

 

京都造形芸術大学の映画学科長だった、映画監督の高橋伴明さんは、

「最近の日本映画は性から逃げすぎていて、

学生に作らせている映画でもベッドシーンを省略したがる。
無理やり入れさせてもすごくあっさりした描写でごまかす。

『エロから逃げるな!』って言ってるんだ」とおっしゃっていました。

 

昨日、道場参加者のアンケートに

古事記ですら性描写が多すぎて読めないという若者たちがいると

書かれてあって、師範一同驚かされましたが、

そんな若者たちに向かって

「お前らの青春だって、こんな風に情けなく、恥ずかしいだろう?」と

ぶちかますような映画を作りたいです。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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