ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.2.23 03:20ゴー宣道場

「ゴー宣道場」現実と野望の考察

関西「ゴー宣道場」の設営隊長が全国に拡大できないかと

誇大妄想かもしれないが、夢・野心を描いている。

これについて、門弟内では賛否両論になっているが、わしは

このように考える。

 

今のところわしにはそんな野心はないのだが、支持者が

野望を持つのは構わない。

これはそそのかしてるわけではない。

 

現実には、福岡や北海道で開催して、東京・大阪のように

人が集まるとは思えないからだ。

ただし、去年の大阪開催だって、あんなに人が集まるとは

思ってなかったし、あんなに盛り上がるとも思ってなかった。

意外に関西方面に支持者がいたらしい。

その後も関西「ゴー宣道場」の設営隊が自主的に集まっている

状態を見ると、期待に応えるしかなくなるのだ。

 

わしとしては期待してくれる人々がいて、強く要望して

くれれば行くと言うしかない。

他の師範方とて同じだろう。

 

金銭面では「ゴー宣道場チャンネル」の会員が増えてきて、

わしの身銭を切る部分がどんどん減ってきている。

うまくいっているので、今年も大阪での開催が出来るという

見通しがついているのだ。

 

ただし、大阪で一回開催すれば、東京での開催が一回減る

ので、東京での開催は6月の次は10月になり、4か月も

空いてしまう。

これが不満な人はいるかもしれない。

 

去年は大阪開催を通常開催の中に入れ込んだので、3か月

連続開催となり、これが結構きつかった。

東京・大阪、それ以外でも開催となると、なかなか東京に

戻ってこないということにもなりかねない。

だから非現実的なんだが、世の中には思ってもみないこと

が起こるかもしれないという余地も残しておこう。

計算通りのことしか起こりえないという現実主義も

つまらないではないか。

 

「ゴー宣道場」はわしの思惑だけで動くものでもないし、

師範方の合議制だけで動くものでもないし、支持者・

参加者の思いも含みこんで動くと思う。

そう思うのは毎回の「ゴー宣道場」のアンケートの感想の

熱さに動かされるところも大きいし、大阪開催の予想以上

の成功にも勇気をもらったし、「ゴー宣道場チャンネル」の

会員増にも助けられているからだ。

 

やはり真剣な「議論」の場が望まれる時代なのかもしれない。

今のところ「ゴー宣道場」は成功しているのだ。

 

ひとつ、関西「ゴー宣道場」の設営隊長に宿題を出しておく。

今年8月開催の参加者募集は、もちろんこのサイトで行うが、

独自の宣伝・募集システムも考えておいてほしい。

このサイトを見てない人でも、「ゴー宣道場」が来るとなれば、

参加する人がいるかもしれない。

それを開拓できるかは、妄想では済まない現実的な問題なのだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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