ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.2.21 03:32ゴー宣道場

「ゴー宣道場」アンケート回答2


53回「ゴー宣道場」アンケート回答2です。

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◆今回の日韓合意までの20年程にわたる慰安婦問題の流れが

よくわかりました。この問題は、当事者である元慰安婦の方々の

ことは置き去りにされていて、韓国の外交カード、アメリカの

圧力等様々な要因があることがわかった。

無理矢理フタをしてしまうような合意はとても解決になるとは

思えませんでした。

(千葉県・33歳男性・会社員)

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政府と政府の「合意」でケリをつけたように見えても、

ウィーン条約違反の少女像の撤去一つ実現できていない。

日本なら公権力を使ってあんなものは除去するだろうが、

韓国は政府にその力がない。

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◆藤岡先生のお話は、さすが第一人者であり、すべてが興味

深かった。特にメリットとされている「最終的かつ不可逆的」

という言葉には、強い違和感があり、また、いつか破棄される

と感じていたことを、みなさんの議論の中で再確認すると共に、

これは、やはり、危機的な状況ではないかと思った。

 今回私は、改めて小林先生の「戦争論」3冊の慰安婦の箇所を

再読した。10年以上前の作品であるが、今こそ読まれるもので

あると感じた。

(京都府・32歳男性・会社員)

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はっきり言って、国民は慰安婦問題にも、嫌韓にも飽きて

きている。消費されてしまった。これが問題だと思う。

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◆小林先生の「今回の合意は日韓基本条約を破棄しかねない」

という議論が新鮮だった。

 高森・藤岡両先生の「韓国にとって日本はゆする対象」で

「打ち出の小槌」という発言から、おぼっちゃまくんの

「歩く身代金」という歌詞を思い出した。

まさに「にっぽんは浮かぶ身代金」。

(東京都・20歳男性・大学生)

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日本に甘えているんだな。突き放した方がいい。

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◆藤岡先生の髪の毛が白くなられているのを見て、

あの記者会見から20年たったのだなと感じました。

談話の内容など詳しく聞くうちに、とんでもない話だと理解

でき、かなり絶望しています。

ただ、結局はアメリカの圧力による所が大きいのならば、

アメリカからの独立が、慰安婦問題を解決することにつながる

のでしょうか?

(兵庫県・40歳男性・自営業)

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国防をアメリカに依存してたら、名誉は捨ててるも同然でしょう。

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◆今日までこの合意は日本にとって良いものだったと思って

おりました。先生方の意見を聞きとんでもない合意だった

ことが分かって途方にくれています。

 慰安婦問題の本質はアメリカが絡んだ外交で、私たちの

祖先の名誉は回復しないまま。この問題が取り上げられない

今の日本に憤りを感じます。

(東京都・36歳男性・グラフィックデザイナー)

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その通りです。

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◆もくれんさんが書いてくださったホワイトボードの内容で

分かり易くなりました。英語に訳せば、いたってシンプルな

表現で、世界へ向けてこんなに“自虐的”に発する必要がある

のか疑問でした。自国に誇りを持てない“駄目な国”と思われて

しまうようで、心配です。

(徳島県・41歳女性・主婦 パート)

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藤岡さんの資料を、木蘭さんがびっしり書いてくれたのは

助かった。

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◆日本政府の発表・発言は、日本語で書かれているものと、

英語で書かれているものでは受け止める内容が違う場合が

けっこうあると感じていたので、日本語と英語の文章を

比較して解説していただけてとても良かったです。

これで日本国内と海外の方と認識の違い、日本政府の

不誠実さが良くわかります。

(神奈川県・43歳男性・会社役員)

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わしも新たな発見だったな。

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◆日韓合意がいかに問題かということが良くわかった。

安倍総理は憲法も守らず、条約も守らず、歴史も守らず、

いったい何を守りたいのか。

少なくとも歴史を知っていれば、日韓基本条約で既に

国家間の問題は解決したと言えるのに。

勉強不足の政治家と国民も問題。

そして英文もチェックしなくては。

(愛知県・32歳男性・会社員)

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でも産経新聞や、自称保守派は、朝日新聞は責めるけど、

安倍首相は責めない。欺瞞保守だね。

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◆「安全保障か歴史の真実か」という設問はイラク戦争の

時の「安全保障か道義か」の問題にそっくりだと思いました。

歴史や道義よりも安全保障を選んでしまうのは、日本が

独立国家ではないからでしょうか? 

高森先生が「国防を安全保障と言い換えているとき、

安全保障と言えばアメリカとの関係がまず先に頭に浮かぶ」

との指摘が、日本が自主性をもって外交を行っていないこと

なのだと思います。

(神奈川県・35歳男性・学生)

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日本は道義外交は出来ない、これは当然の認識のはずですが、

みんな分かってないし、それでいいやと思っているわけです。

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◆アメリカは東京裁判史観が強い(むしろ絶対肯定しなければ

いけない)ので慰安婦問題に関しては日本が悪いという観点で

押し通していくことは間違いないので、アメリカのご機嫌取り

でずっと外交をしていても日本に損害を与えるしかないのが

事実。右派の方々も安倍政権なら許されるとか嫌韓を強めれ

ば改善されるとかではなく冷静に問題を直視し、外交に力を

持っているアメリカとどのように対峙するかが重要では

ないかと思った。

(東京都・36歳男性・俳優)

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まったくその通り。

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◆今回ゴー宣道場に参加させて頂いたことで「考えるキッカケ」

を与えて下さったことに感謝申し上げます。

関西方面読者としては、東京は遠く、なかなか参加することが

できません。私と同じような状況の読者さんは、日本全国に

沢山おられると確信しています。

「考えるキッカケ」を日本全国に拡げたい。

「ゴー魂」を日本全国に拡げたい。

 その作戦を仲間と考えたいと思います。

(大阪府・36歳男性・製造業経理)

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そういう攻めの思考を持っている人は貴重です。

師範だけが戦略を描くのではなく、野望を持つ人が

「ゴー宣道場」の支持者の中から現れてもいい。

その場合は、わしは敬意を払います。

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◆「土俵」を自ら作れないという高森先生の言葉に納得

させられました。慰安婦に限らずすべての問題がそこにある

のではないかと思います。

(埼玉県・41歳男性・自営業)

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そうですね。

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◆外務省はなぜ日本の国益に反する事ばかりしているの

でしょうか? そして、それが続いていくのはなぜで

しょうか? 戦争論や藤岡先生の話に賛成する人もたくさん

いると思うのですが…

 最後に解決の突破口を話していただき、ほんの少しだけ

希望が湧きましたが、全体的には絶望感たっぷりな道場に

なってしまいました。

(東京都・39歳男性・会社員)

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今生きる者の合理性しか考えていないのが外務省でしょう。

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◆今回の慰安婦問題の日韓合意で安倍政権に外務省は、

米国へ好印象を与えたと思っているとしたら何て学習能力の

ない人たちなんだろうと呆れるしかありません。

イラク戦争のときも北朝鮮恐さで開戦を支持しましたが、

当の米国は何もしてくれず、北朝鮮は水爆実験を行うまでに

なりました。

しかも米国は年々軍事費を削減して活動を縮小していく

ばかりです。そんな国に必死にしがみついて果たして安全が

保障されるなんてことがあるのでしょうか。

(東京都・38歳男性・会社員)

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まったくです。今はイラク戦争を支持しておけば、

北朝鮮の脅威から守ってくれる、それが合理的判断と

甘えていたのですが、アメリカは疲弊して、世界の警察官を

止めてしまいました。裏目に出たわけです。

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◆「慰安婦にとっては問題が解決しない方がいい」という

小林先生の言葉は深い。何をもって解決なのか、そのゴールも

想定しなくては。しかし、論理だけでは動かない。「情」の

小林先生ならではの論理。

(埼玉県・42歳男性・介護リハビリ)

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知識人やマスコミには、似非ヒューマニズムしかないですからね。

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◆「嘘を通せば道理が引っ込む」「嘘を100回言えば真になる」

がまかり通っている状況に頭が痛くなる。

 慰安婦問題の解決の定義は高森先生の意見に納得。

 小林先生の最後の発言は納得。多分慰安婦の方々は被害者で

いないと「日本人に媚売りやがって」と差別されると思う。

(埼玉県・41歳男性・会社員)

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そういう構造なんですよ。生きがいを奪っちゃダメです。

 

今回も「ゴー宣道場」の支持者だけが、聡明になったことと

思います。

一般国民は幼児のままにして。

それも仕方がない。知りたい、思索したいと考えるには、

活力がいる。

全般的に活力が減退している状況ですから。

 

以上終わりです。次回「ゴー宣道場」を楽しみに。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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