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高森明勅
2016.1.7 16:08

北朝鮮の「水爆」実験より問題は…

北朝鮮が、水爆実験に成功した、と一方的に宣言。

今のところ、疑問視する見方も根強い。

だがいずれにせよ、アメリカも中国も国連も、
北朝鮮のやりたい放題を止められない。

ならば、わが国が止めさせるしかない。

もし北朝鮮が本格的に核武装すれば、手が付けられなくなるのは、
火を見るよりも明らかだから。

でもその気になれば、さして困難ではあるまい。

期限を決めて、それまでに核兵器の確証ある廃棄が実現しなければ、
わが国も“
自衛の為に”核武装に踏み切る、と通告すればよい。

核不拡散条約からの離脱も、決して自ら望むものではないが、
北朝鮮の「核の脅威」の前にはやむを得ない、と。

これで北朝鮮が応じなければ、
日本は堂々とかの国を圧倒する
核兵器を持つことができる。

わが国の技術力と経済力をもってすれば、たやすい。

むしろ、わが国にとって自立への好機、とも言えよう。

但し、日本が毅然とそうした態度を取れば、
アメリカと中国が一丸となって、何が何でも北朝鮮を抑えつける
可能性は高い。

それならそれで、ひとまず結構ではないか。

しかし現状、政府は「断固たる対応」とか言いながら、
甘っちょろい「制裁強化」
くらいしか考えていない。

んなの“蛙の面へ水”。

だから問題は、北朝鮮以上に国内のヘタレぶり。

と言えば、危険人物と見られるかな。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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