仕事しながら、録画しておいた
元旦の「朝まで生テレビ」を聞いて、
竹中平蔵らの変な発言が出る度に
ツイッターに書き込んでいたら、いちいち
的外れな反論をしてくる人がいました。
竹中、トリクルダウンはないと断言。
「滴り落ちてくるなんてないですよ、
そりゃ。ありえないですよ。
だって自分がポカンと口を開いててね、
そして何かが良くなってくるということは
やっぱりなくて、一人一人がやっぱり
頑張っていかないと」アベノミクス崩壊!
と私が書いたら、こんな反論が。
労働組合がポカンと口を開けていても
ジュースは滴り落ちてこない、
という意味では?そりゃあ各労働組合もスト打ったり
がんがん社長を突き上げていかないと
…最近東京の電車、スト全くないですよね?
議論の内容を自分で一切確かめもせずに、
適当な憶測で頓珍漢な反論してくんなよと思いつつ、
こう返信しました。
アベノミクスが成功して企業が儲かれば、
その恩恵が自動的に庶民にまで滴り落ちる
「トリクルダウン」が起こると言い続けていたのに、
それは起こらない、全員起業でもして
弱肉強食の競争社会で勝ち抜けと言い出したのです。
労働組合とか全然関係ありませんよ。
そうしたら、こんな再反論が。
なるほど、確かに安倍は何もせずとも滴り落ちる意味で
トリクルダウンを言ってましたが、
逞しい日本庶民(最下層の労働者)としては
まさか政府におんぶにだっこな禁治産者ではなく、
果敢に攻める、も当然では?我々は朝鮮人のような
傷を売り物にする弱者ではないわけで
実は最初からわかってましたみたいな
言い方してんじゃないよと思いつつ、
私はこう返しました。
じゃあどうぞ、あなた自身が果敢に攻めて
起業でも何でもして、億万長者になってくださいな。
そんなことできる人はほんの一握りですよ。
大部分の真面目にコツコツ働く平凡人が、普通の暮らしを
できるようにするのが政治の役割だと私は思うのですが。
そうしたら、今度はこう言って来たのです。
紀伊国屋文左衛門にせよ、三井、住友にせよ一握りです。
が、日本全体として肝心なのは
「大部分の人びとは貧しいのですが、武士も、
そうでない人びとも、貧しいことを不名誉と思っていません」
フランシスコ・ザビエル(1506-1552)
なんだ、これ!?
逞しい日本庶民は最下層の労働者まで
果敢に攻めるものだと言ったくせに、
じゃああんたがやんなよと言われたら、
それはできない、でも日本人は
貧しくても名誉を持ってたんだとか、
支離滅裂が過ぎる!!
かつての日本人が
貧しくても誇りを持っていたのは、
地域の共同体の助け合いとか、
金銭に換算できない美徳を
たくさん持っていたからでしょうが。
それをすべて破壊してしまった上に、
貧困化が進んでいるのが、
いまの日本の現状というものでしょうが!
ろくにモノを考えもせず、
何の当事者意識もなく、
ただ日本人はスバラシイんだ、
だから大丈夫なんだと
妄信している「B層」によって
アベノミクスは支えられているのだと
再確認した次第です。