ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2015.10.18 01:00ゴー宣道場

第50回「ゴー宣道場」アンケート回答(その2)


第50回「ゴー宣道場」アンケート回答の2です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆初めての道場、十分楽しませていただきました。
今の憲法は、まるでデートDVの果てに結婚させられ、
与えられた関白宣言のようなものですので、
見直しを考えるのが自然かと思います。
本日は、ありがとうございました!
(愛媛県・45歳男性・医師、学習塾経営)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

DVされてる女性は、それが普通と思ってるからなあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆堀辺先生の御話にあったGHQからの憲法案1条に
9条の内容があった事実には驚きました。
9条、そして憲法の生い立ちについて、再度、
勉強してみようと思います。
また、自衛官の立場を考えた法的な対応を、
様々な事例を研究するという松竹氏の活動も
とても重要だと思います。
(茨城県・54歳男性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

成立はどうでもいいとは言えないよな、やっぱり。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆松竹氏の個別の防衛戦略には賛成したいけど、
それは別に9条がなくても、改憲後の軍隊でも
十分できることではないのかと思ってしまう。
むしろ松竹氏の提言する戦略は憲法を変えた方が
やり易いのではないかと思った。
ふと、思うのは憲法は理想を掲げるものなんだろうか?
ということだ。僕は権力をしばる為の道具というか
システム位にしか思ってなくて、だとすれば
現実に合わない、不可能なものはさっさと
変えてしまった方がいいと思う。
(千葉県・25歳男性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

全くその通り。
憲法は理想を掲げるためのものじゃないんだよな。
デモやってる若者を見ると、絶望的になるが、
核心を突いてくるこういう若者を見ると、
途端に希望が湧いてくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆松竹さんの国防案について、脱対米従属や
自主防衛、侵略に加担しないという考え方には
賛成できるのですが、なぜ9条改正がいけないのか
未だに分からないです。9条の文章から自衛隊の
存在を認めると言うのは、自然な日本語から考えると
おかしなことであり、松竹先生の案も、9条の自然な
日本語による解釈では無理なことであると感じました。
日本人が持つ自然な語感、言語感覚に従って
法解釈をおこなうことこそが法秩序の安定や
今日の議論にも挙げられた「自己欺瞞」の解消にも
つながると思います。
松竹先生の案を実行するためにも、9条改正の方が、
自然な日本語感覚上、必要だと感じます。
(千葉県・20歳男性・大学生)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういう若者を見ると、元気が出てくる。
若者に媚びるクソオヤジにはなりたくないが、
こういう若者は、わしにやる気を出させる。
若者が欺瞞を骨肉化してはならない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆松竹先生の「丸腰の自衛隊員が海外の
武装勢力同士の調停をする」という案は、
それは自衛隊員の仕事ではないと思いました。
(神奈川県・46歳男性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういう意見もある。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆個人的に、松竹先生の9条軍事戦略は、改憲が
現状不可能な段階において、あえてイメージ戦略
としてならアリかもしれない(その後、改憲を目的と
するのなら)と感じた。ただ、どうせならかつての
日本軍のような「星の軍隊」のイメージを復活させたい。
(千葉県・28歳男性・製薬メーカー営業)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

軍隊のない国家などあり得ないからな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆師範方と松竹氏の共通点として、まず安倍首相に
象徴される「なし崩し精神=ナシ崩シズム」にNOを、
「合意」を、という部分。これは我々日常の現場でも
大切なことだと感じた。そして、中国との協調案も、
対米戦略の「1つ」として用意するという小林先生の意見、
実に新鮮だと思った。
松竹氏がブログで「負けると分かっていても
行かねばならぬ」という姿勢は、かつて小林先生が
幼少時、おなじ気持でスモウに挑んだり、
慰安婦論争で多対一をされた時のエピソードを
思わせる部分があった。これがいわゆる
「ニートと相反する精神」のかけらではないかと感じた。
論議としては相入れない部分はあれど、
「ナシ崩シズム」から脱出する為の「思想する場」の
一端を垣間見れたのは非常にありがたい。
「日常の現場」にフィードバック出来る様、
努めてゆきたい。
(東京都・35歳男性・漫画関係者)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

蛸壺化した議論こそが民主主義の質を落とす。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆ゴー宣道場は思想からスタートする、松竹氏は
個々の事例からスタートする、という表向きのスタンスの
違いもあったかと思います。しかしながら結局松竹氏も
9条的な思想、できるだけ軍隊を持たないという思想が
あるのであり、思想からはじめなければいけないのは
同じだと思いました。
思想的に違いはありますが、いわゆる右、改憲派の
スタンスではなかなか見えなかった情報が松竹さんから
出るのはありがたいです。
(神奈川県・42歳男性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

軍隊を忌避する感覚こそが、イデオロギーだからな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆虚弱体質だから体力つけてからと質問で出たときに
小林先生がゴー宣で描かれたぜんそくの体験を
思い出しました。両親はつきはなして甘えることなく
強固な個を確立したがために今の大先生としての
地位を築いたと思います。
質問の方についてどうこう言いませんが、
どこか国民に甘え体質、依存体質があるのでは。
日本とアメリカとの関係についてはまずこの依存を
なんとかせんと。
日本から何とかせんとならないのですが…。
(静岡県・41歳男性・地方公務員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自立、独立を怖がる体質が、わしには理解できない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆「九条には理想が書いてあるから、変えるべきでは
ない」という意見がありましたが、理想を大切に
したいのなら、その理想をどう実現するかを真剣に
議論すべきであると思います。
現実に、理想に反して大国の侵略戦争に加担して
しまっている状態です。掲げるだけで本当に
達成しようという意志を持たないのは、理想に対する
冒涜であると思います。
真剣に議論している、松竹氏の意見は、
とても興味深く聞き、読ませていただいています。
(神奈川県・34歳男性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

他国への侵略に手を貸して、罪悪感が
芽生えないのが、まったく不思議!
いじめに手を貸していても、自分が
いじめたわけじゃないと思い込めるのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆「ベトナムはなぜ米中に勝ったのか?」(小林先生)
―私は今まで4回ベトナムを訪れていますが、常に
この疑問を抱えつつかの地を歩きました。
でも、ベトナム人が特別だったからではないと
感じています。祖国の人々と国土を守りたいという
自主独立の気概は少なくとも“国民国家”の
国民にとって当然心の中にあるものなのです。
それに引きかえ、その気概のない我が日本国民…
むしろ、当方が異常なのだとつくづく思います。
(東京都・46歳男性・資格試験講師)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その通り!
日本人が国民になっていない!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆日米安保というものは、日本の安全保障の
ためではなく、アメリカの番犬になるためだと
わかりました。日本国憲法というものは、アメリカに
おどされて作られた憲法なんですね。日本人が
思考停止してるのは、アメリカに対する依頼心と
甘えが浸透しているというのには納得しました。
自称保守やネトウヨも、シールズやそれを支持してる
連中には「アメリカから本当に独立する!!」
という考えはないように思います。
(大阪府・47歳女性・主婦)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本は「番犬」にはなれないよ。
後ろから尻尾振ってついて行く忠実なポチだな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆やはり娘を一緒に参加させて頂けて
大変良かったと思います。これからの日本を
考えていく、大変良いきっかけになりましたし、
彼女には彼女なりの考えもかたまってゆくでしょう。
先生方のわかりやすい話、とても良かったです。
また50回記念のイベントも楽しかったです。
色紙は残念でしたけど、娘におまんじゅうを
ありがとうございました。
(神奈川県・48歳女性・主婦)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

じゃんけん盛り上がったなあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆今年の4月に子供を産んだ友達が、安保反対の
デモに参加したそうです。親子3人で。その気持ちは
わかるけど、私はデモに参加したくはないのです。
私の考えていることや、想いが、行列の中で
叫び声をあげたとたんに、違うものに変わっていって
しまいそうだから。あの単純に皆で集まって大声を
出してる姿はカッコ悪い…。オレンジの拘束着姿と
同じくらい受け入れ難いのです。
デモ以外に、自分の意見を伝えられる方法や、
考えを日常生活の中に落とし込んで
地に足のついた形で実行していくことを考えたいです。
(東京都・40歳女性・会社員)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

考えてからデモに行くならまだしも、
マスコミに煽られて、群衆に混じりに
行くなんて、美学がない。
つまりカッコ悪い!
そんなに反対したいのなら、一人くらい
焼身自殺で抗議しなきゃな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆どの程度の日本人が自主独立をすべき、
アメリカ依存から脱却すべきだと考えているのだろうか。
もしかしたら、アメリカに安全保障を依存している
ことさえ気づいていない人が多いのではないだろうか。
どうしたら国民国家とよべる日本になることが
できるのだろうか。改めて考えさせられた。
(千葉県・51歳男性。航空自衛官)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「依存してることに気づいてない」
その人数は膨大だろう。
だが覚醒した者が「ゴー宣道場」にはいる。
ここからスタートだ。


小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ