家内が「面白い番組がネットに挙がってるよ」と教えてくれた。
こんなことは、珍しい。
所ジョージの番組で、日本一の古本の街、
最古の古書を探す企画だという。
私が興味を持ちそうだと思ったのだろう。
即座に、
「
以前も、
一瞬、
「売りに出していた店って、八木書店?」と聞いてくる。
「
八木書店は一誠堂などと並び、
でも、そんなこと家内は知らないず。
ははぁん、番組に出ていたな、と見当がつく。
前に目録を見た時、
チラッと迷ったという話は勿論、
天平宝字8年(764)の恵美押勝(
造ら
全てが完成したのは宝亀元年(770)。
法隆寺、薬師寺、
その塔の中に、
年代が明らかな現存する印刷物としては、世界最古クラス。
ヨーロッパでは印刷の開始自体が、ずっと後の14世紀。
シナの刊本でも、大英博物館に収める金剛般若経(868年)
シナ以外の地域では、
番組では杉田玄白訳の『解体新書』や『貞永式目』
取り上げた後、
たどり着いた
さすがに、それが世界レベルでも飛び抜けて古い、
真面目にきちんとに制作した番組だと分かる。
「
ちなみに頒価は1200万円。
これを安いと感じるか、
かなり前に、
もう少し安かったような気がする。
なお、法隆寺には今も4500点余り(!)