『卑怯者の島』
愛読者カードの感想、
本日は2通ご紹介!
まるでタイムスリップして
戦場に放り出されたような臨場感。
息を止めて、読むほどに、
物語に引き込まれました。
自分だったら、どうするだろう?と
度々考えさせられます。
最後のシーンに共感してしまいました。
ちょっとだけあの戦場の兵士たちが
羨ましくも思えるのです。
生と死が濃厚に感じられて。
祖父も南方から奇跡の生還を
したのですが、大変な思いで
繋いでくれた命を、ただ怠惰に
すり減らして生きてるような
気がしてしまうのです。
(30代・女性)
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生と死を見つめるため
参考になりました。
日本は何から何まで
変わってしまった。
(平和でありすぎて
生きる目的を
失ってしまった)
(70代・男性)
戦後の日本の中では、
生と死を実感することができない、
生きる目的を見失いがちである・・・
30代女性と70代男性の感想に、
共通する視点があるところを
興味深く思いました。
読み手の世代も性別も超える、
普遍的な内容を描いた作品、
それが『卑怯者の島』です!