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高森明勅
2015.8.15 14:42

画期的!ニコ生で遊就館紹介動画

8月15日、およそ午後5時から7時まで
ニコニコ生放送で、
靖国神社境内にある遊就館を
たっぷり紹介する動画を流した。

案内役は私。

サポート役にプロのアナウンサー。

手前味噌ながら画期的な企画だろう。

去年、同じ終戦記念日に靖国神社境内の日本庭園で、
同じアナウンサーを相手に靖国神社について語る番組をやり、
幸い好評戴いた。

それで今度は、遊就館の中にカメラを入れて、
歩きながら私に解説させる番組を考えたらしい。

私自身は、色々な意味でその実現は無理だと思っていた。

第一、少なくとも遊就館のリニューアル後、
館内にテレビカメラを入れたのは、
イギリスのBBCの依頼によって、
館内の大展示室でカメラを前に、
イギリス人キャスターのやや長めのインタビューに、
私が答えるという企画が恐らく最初。

その後、その種のカメラが入ったことはないはず。

だから、もし実現すれば、
日本のメディアでは初めてではないか。

だが、やはり諸般の事情で一旦、この企画はお蔵入り。

ところがニコニコ生放送側が、
一番の“売り”の「生放送」
を諦めてでも、
企画を実現させたいという執念を見せる。

2日前の13日、遊就館閉館後に収録。

それを終戦記念日当日のほぼ同じ時間帯に流す、
という“変化球”を思い付いた。

これでやっと実現へ。

当初、1時間から長くて1時間半位の予定だった。

見ている方が、それ以上だと飽きてしまうから。

しかし、殆どぶっつけ本番
当日、私は収録前ギリギリまで別の用があった)。

私の独断と偏見で、
大切だと判断した所は些か踏み込んで
説明しながら館内を回り、
トータルで
2時間程に延長してしまった。

だから、実際の反響がどうなるか、気になっていた。

アクセス数は3000人位からスタート。

それが「生」でもないのに、ぐんぐん伸びて
1万9000人に迫り、
コメントも1万2000件を越えた。

「2時間でも短い」とか
中身が良ければ時間の長さは気にならない」
などの書き込みも。

終了後、アンケートで番組の感想を聞いた。

結果は、以下の通り。

「とても良かった」94、7%。

「まぁまぁ良かった」3、0%。

「普通」0、9%。

「あまり良くなかった」0、1%。

良くなかった」0、4%。

ひとまず、企画サイドの期待を、
大きくは裏切らない結果に安堵している。

今回の件では、何より格別のご配慮を戴いた
靖国神社関係者の皆様に、
まず深く感謝の意を表したい。

又でしゃばらないで、私に好きなように喋らせながら、
番組としてバランス的に必要な情報を
適宜、
補足戴いたアナウンサーの西氏にも、
ありがとうと伝えたい。

勿論、スタッフの皆さんにも。

ドワンゴの皆さん、又面白い企画があれば一緒にやりましょう。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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