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トッキー
2015.7.29 01:53新刊情報

現在の日本人が描かれている!『卑怯者の島』

『卑怯者の島』の感想、
小林よしのりライジングの
コメント欄からご紹介します!


卑怯者の島、もう4回ほど読み直しました。
やはり一番印象に残っているのが
「みなちゃん」ですね。
狡猾に男を利用する姿が強烈でした。
ウチの奥さんはあのような人間ではない、、、と信じたい。

各場面ごとにめまぐるしく変わる
「卑怯」に戸惑いましたが、
アレは卑怯ではないと感じました。
誰を卑怯とするのか?卑怯の定義とは?
を考えると、「場の空気による」のかと。

みなちゃんの次に残っているのが、
食料を奪い、自己保身に走ろうとした者たちの最後。
仲間外れにされ、リンチを受け、
疎外感から米兵に投降しようとするが、
同じ仲間外れにされた
同志であるハズの
一人に裏切られ、自分の意思ではなく
「空気」に流され米兵を殺してしまう。
最後は海に流されるが・・・・

最初から最後まで流されっぱなしの姿には、

現在の日本人が描かれているように感じました。
(軟体社長さん)
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「卑怯者の島」ようやく手に入れ、読み終えました。
死があるからこそ、生が輝く。
読み終えて最初に思ったことです。

どの登場人物も死が隣り合わせにある
にもかかわらず、生きる生命力満ちた顔をしている。
ラストの主人公の顔も死に直面している
にもかかわらず、生気漲る気がビンビンと伝わってくる。
本を閉じ終えてしばらく、「生きる」とは何かを
考えさせられてしまいました。


戦後に生まれた我々はどうだろう。
死というものが実験できないから生を実感できない、
実感できないからイジメをやってみたり、
人をだましてインチキ商法に手を染めたり、
何もかも投げ出して2カ月も家出をしてみたり、
時に人を殺してまでも生きている実感を得ようとする。
死というものがわからないから
生のありがたみも分からないのではなかろうか?
是非、これから親になる中高生に読んでもらいたい。
(ランバダ稲荷さん)

戦後70年、戦場体験者が
ますます少なくなる中で、
このフィクション漫画こそが
現代人と当時の感覚を結びつけ
戦争のリアルを実感させてくれます!

読めば思わず
わが身と現在の日本に
引きつけて考えてしまう
この夏最大の問題作!!

トッキー

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