ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.7.2 02:16メディア

「そもそも総研」頑張ってる!


モーニングバードの「そもそも総研」に見覚えのある顔が

出てるなと思ったら、小林よしのりだった。

わしじゃないか!

先日インタビューに来たが、もう放送されるのか!

この番組、わしの言った内容のいちばん過激なところを使う

から凄い。玉川徹、戦ってるな。

 

一部のマスコミを「懲らしめる気はある」と妄言大会をやっていた

安倍応援団の議員たちは、一部のレベルの低い議員の話ではない。

そもそも自民党の議員のほとんどがネトウヨ化している。

 

朝日新聞は「売国」「反日」だから懲らしめろ、潰してしまえ

という感覚は、今の自民党議員の過半数を超えるだろう。

なにしろ自民党の朝の部会にたびたび顔を出す櫻井よしこが

「朝日新聞は廃刊にすべき」と主張するネトウヨ脳なのだ。

 

安倍首相からして、言論弾圧勉強会の代表を処分した谷垣に

対して、不服のようじゃないか。同じ意見だからである。

 

番組を見て、少し整理しておきたい。

言論の自由を守る「権利」を持っているのが、国民である。

言論の自由を守る「義務」を負っているのが、権力者である。

 

百田は権力者ではないから、言論の自由を行使する「権利」を

持つが、権力者の言論弾圧を誘発する危険人物であるから、

社会的に批判されてもしょうがない。

 

最後に玉川氏が「言論の自由」がアメリカから教えてもらった

ように言っていたが、それは間違いです。

GHQが占領してた時代が、日本の歴史上、最も「言論の自由」

がなかった時期だ。

日本人は明治以降の「自由民権運動」によって「言論の自由」を

常に求め続け、権力からの弾圧でたびたび失いつつも、

戦い続けてきた。

今も権力からの弾圧の可能性があるから、我々は「自由民権運動」

を続けなければならないのだ。

SAPIO」連載の『大東亜論』で間もなく「自由民権運動篇」が

始まる。

これを読むと面白く楽しく勉強できるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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