ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.6.26 15:05政治

安倍首相は国のためには死ねない


週刊文春の適菜収の「今週のバカ」で安倍晋三を取り上げて

いるが、その内容には全面的に同意できる。

驚いたのは「昨年、安倍はテレビ番組に出演し、『私はお国の

ために死ねる。○か×か?』という質問に△のパネルを挙げて

いた。」という一文だ。

 

驚愕して、ネットで調べてみたら、「たかじんのそこまで言って

委員会」で本当に△を挙げている写真が見つかった!

安倍は「いや、そういうことは軽々しく言えないです」と

言っていたらしく、津川雅彦が親切に「総理になった時に

死ぬ覚悟は出来てるでしょ?」と確認してあげたのに、

安倍は「死ぬ覚悟が出来てるなんて言っても嘘っぽく聞こえて

しまうだろうなと思うので」と屁理屈で逃げたという。

 

信じられない話だ。

一国の首相であり、自衛隊の最高責任者が「国のために死ねる」

と明言できないなんて、驚異的なクソ坊ちゃんだ!

 

民間人のわしでさえ、言論の影響力があるからなのか、

憎悪を抱かれることが多いし、暗殺されかかったこともある

ので、ちゃんと遺書を用意している。

国会議員になった時点で、「国のために死ぬ覚悟」は当然だと

思うし、ましてや首相となれば、死を恐れるのは犯罪だと

わしは言いたい。

 

安倍が保守するのは自分の命である。

国家の命運ではないということを心しておかねばならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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