ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.6.21 01:40ゴー宣道場

自分の頭で考える一例


「ゴー宣道場」の門弟・ゴー氏からの意見に驚いた。

ゴー氏は前回の道場に参加していなくて、動画もまだ見て

いないのだが、高森氏の「手打ち」論・補足だけを読んで、

以下の投稿をしてきたようだ。

わしが望むのは自分の頭で考えることであって、このような

感想が届くと嬉しいし、わしも勉強になるので有難いのだ。

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高森師範の「手打ち」論・補足を拝読しました。動画をまだ

視聴できていないのでよく分からないのですが、宮台氏と

意見が割れたままだったと理解しました。

宮台氏の著作はだいたい読んでいたので、氏の持論の一部を

少しは承知しているつもりです。

氏は著作等で、重武装のためならどれだけ土下座したって

よいのだ、むしろ重武装して政治的フリーハンドを増やせる

ならそうすべきだ、なのに土下座ごときに反発して吹き上がり

結局フリーハンドを遠ざけるのはバカ過ぎる、というような

ことを度々発言されていたと思います。

正しい部分もありますが、私はずっと違和感があります。

日本の名誉のために事実と異なることは異なると言うべきだ、

という理由からではありません。

事実と整合しないようなとにかく謝っておけという態度だと、

知的レベルが高い相手ほど不純な動機を見破り、結局は

信頼醸成につながらないと思うのです。

また、宮台氏はこのテーマだといつもめちゃくちゃ

開きなおった風に説明されるので、あの説明から知恵を得た

政治家やマスコミが、狙い通り首尾よく立ち回れるとは

思えないのです。

さらに、本気に見える(?)謝罪ポーズを何年も貫き続けて

フリーハンドが得られたころに、それを渇望してきた当初の

気概が劣化しいないのでしょうか?よく分かりません。

的外れな投稿だったら申し訳ございません。
今度は道場の動画を観て、自分の感覚がどう変わったか

などの感想を投稿させて頂きます。

 

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なかなか良い意見だ。

来週配信のライジングで、宮台氏とわしとの考えの違いの

部分だけを抜き出して、紹介している。

わしの考えを明確には書かないでおく。

自分で考えなくなるからだ。

わしは信者を作りたいのではなく、自分の頭で考える人を

育てたい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第119回

第119回 令和6年 11/2 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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