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小林よしのり
2015.6.19 13:53政治

生涯派遣法案が衆院通過した


どうも分からない。

派遣法改正案が衆院を通過した。

本当にこれが「保守」の政策なのだろうか?

 

3年ごとに派遣社員をとっかえひっかえしていれば人件費は

抑えられる。

ひたすら企業側に得な法案を通している。

生涯、派遣の者も増えて、ますます結婚できない、子供も

育てられない、少子化促進法案みたいなものだ。

 

会社にとって必要不可欠な人材になるように、社員を育て

上げる気がないのが不思議だ。

わしも超小規模だが人を雇っているが、全員正社員にして

厳しく教育して、アメとムチを使い分けながら働かせ、

わが社にとって必要不可欠な社員に育て上げてきた。

ボーナス出す社員と、出さない社員がいると、社長のわしの

方が居心地悪い。

だからバイトだった者も、正社員になるよう説得してきた。

 

社員が結婚し、家族を持つようになればなるほど、社長さまの

肩の荷は重くなる。

仕事が減ったら、ひょいと解雇して、仕事が増えたら、また

派遣で雇った方が楽に決まっている。

 

だがそれは「保守」じゃないんじゃないか?

守るべきものを作らなければならないんじゃないか?

自民党よ、そう思わないか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in広島「原爆の悲惨さはなぜ伝わらないのか?」

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