NHK朝の連ドラ「まれ」の主人公のポリシーは現実主義だ。
希(まれ)は夢なんか追うべきじゃない、毎日コツコツ
頑張るのが一番だと言う。
まったくその通りだ。共感する。
希の父親は夢を追ってばかりで、失敗ばかりして、未だに
家族に面倒をかけている。
まったく情けない。
さっさと夢から覚めて、地道にコツコツ働くべきなのだ。
わしも毎日朝から晩までコツコツ絵を描くだけの日々だ。
派手なことは何もない。
家に閉じこもって、机にかじりついて、原稿の一コマ一コマ
の下描きをしていき、次にその下描きにペンを入れていくと
いう気の遠くなるような地味な作業をやっているだけだ。
なんという真面目な男だろう、わしって。
だが5月半ばには完成する。
6月末には発売される。
そしたら、いきなり大ヒットして、100万部くらい売れて
しまい、アニメ化され、映画化され、次に出した
『大東亜論2』も大ヒットになって、NHKの大河ドラマに
なって、助演女優と親密な仲になって、ホテルから出てくる
ところを写真誌にとられて・・・
いかんいかん!
夢なんか見てたまるか!
わしは地味が好き!
わしは公務員のように生真面目な自分の性格を活かして、
毎日コツコツ描いているだけの地味な人生を送っている。
感心した人、拍手!