ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.4.24 05:36

正義のための無断使用、正義のためのヘイト


今日は荒川強啓のラジオにゲストで出る。

宮台真司と何を話すべきか?

 

今朝も例の大作の最後の一本の下描きをやっているが、

なかなか進まない。

下描きはペン入れより時間がかかる。

感情の推移を押さえなければならないし、クライマックスで

激しい表情が多いので、描いていて疲れる。

 

絵を描くことがどんなに大変か、誰も分からないだろう。

だから自称保守派の鈍感野郎が、わしの描いた絵を勝手に

自分たちの運動のポスターに使ったりする。

わしに許可も取らず、わしの名前も出さず、勝手に人の絵を

使用して、泥棒のようなマネをしている。

知的財産に対してこの鈍感さは、彼らが嫌う中国人と同じだ。

 

毎日、一コマ一コマ、忍耐力で絵を描いているときに、

わしの絵を無断使用している泥棒運動家がいると聞くと、

すごく腹が立つ。

 

そういえば、左翼運動家がわしの『ゴー宣』の絵を大量に

無断使用して、慰安婦問題の本を出していて、この件では

裁判まで争ったが、今は自称保守の運動家が、『ゴー宣』の

絵を無断使用している。

 

左翼も保守も一緒なのだ!

運動する奴には常識がない!

運動家は自分たちを正義と思い込んでいるから、泥棒でも、

ヘイトスピーチでもOKになる。

正義のための泥棒!

正義のための罵詈雑言・誹謗中傷・ヘイトスピーチ!

右も左もそう考えているのだから、運動家になるのだけは

止めた方がいい!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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