ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.4.14 03:57

「花燃ゆ」を安倍首相はどう見ているのか?


久しぶりに7時間寝た。

今日もあえて奴隷の平和を甘受しよう。

家入レオのアルバム「a boy」を聴きながら仕事を開始。

「チョコレート」で何度もリピートしている。

 

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の視聴率が一ケタ台になった

そうで、全然人気がないようだ。

NHKが安倍首相のご機嫌取りで始めた番組だが、

国民はそっぽを向いてしまった。

では自称保守&ネトウヨは見ているのだろうか?

見てもわかるはずない。

 

幕末は「尊皇攘夷」だ。

夷(えびす=アメリカ)についていけば100年安泰と

妄信して、集団的自衛権の法制化に大賛成している

奴隷保守の連中が、吉田松陰や松下村塾を理解できる

はずがない。

現代に吉田松陰が生きていたら、まさに安倍首相を

暗殺する計画を立てかもしれない。

 

安倍首相以下、自称保守どもが口にする「テロは卑怯」、

「対テロ戦争」のかけ声は、もはや国民全般に浸透して

しまっているから、吉田松陰が獄中から執拗に弟子たちに

テロ決起を促す展開を見たら、視聴者は完全に引いて

しまうだろう。

 

わしはこの展開が面白いと思うが、安倍首相は何を考えて

これを見ているのだろう?

まったく不思議である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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