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小林よしのり
2015.3.20 04:52

麻原の三女は謝罪せねばならないのか?


NEWS ZERO」に麻原彰晃の三女アーチャリーこと

松本麗華が顔も出して出演し、インタビューを受けていた。

麻原の子と知られた途端に世間が手のひら返して犯罪者

あつかいされる苦悩の人生を歩んでいるらしい。

 

そこで三女が、父親による数々の犯罪への指示を明確に

認めず、「わからない」としか答えないとか、

被害者に謝罪をしないということを、

番組の者たちが批判していたが、疑問を感じる。

 

当時、子供だった三女に、どんな責任があるのか?

親の罪を子供も引き受けて、罪悪感を持ち続け、

謝罪したりしなければならないのか?

むしろ三女も親の被害者ではないのか?

 

麻原の犯罪によって、一族全員を恨み続けるというのも、

ずいぶん前時代的な感覚である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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