鳩山由紀夫がクリミアに行ったのは、北方領土奪還のためには、
プーチンに媚びを売っておいた方がいいという安易な考えから
だろう。
だが、馬鹿馬鹿しいのである。
元首相と言っても、鳩山は権力を持ってないし、日本国内での
信用度が歴代首相ワースト1くらいになっている。
ロシアだってそのくらいのことは調査済みだから相手にする
はずがない。
それより国際法を無視して突如、クリミアに侵攻し、武力制圧
するやり方の方が、大問題である。
クリミアでの住民投票は武力制圧の後であるから、信憑性を
疑われても仕方がない。
この突然、武力侵攻してくるやり口は、日本の終戦後、日本軍が
武装解除したあとに、ソ連軍が一方的に北方領土に攻め込んで
きたあの卑怯さを思い出す。
そもそもロシアは信用ならない国なのだ。
しかもクリミア併合の際、プーチンは核兵器の準備をしていたと
豪語している。
まるで北朝鮮みたいな恫喝外交だ。
ウクライナの首相を毒殺しようとしたり、野党党首を暗殺したり、
ロシアはまともな法治国家ではない。
あんな国に住みたいなら、鳩山由紀夫をさっさとクリミアに移住
させるべきだろう。
秘密警察の監視に置かれ、言論の自由もない国柄を味わうがいい。
「反米」なら「親露」というわけにはいかない。
帝国主義の時代が終わって、国際法を少しは進化させる方向で、
国際社会は努力せねばならない。
国際法無視の侵略は、アメリカだろうとロシアだろうと中国
だろうと、許すべきではない。
もちろん日本の集団的自衛権の問題は、この国際法無視の侵略
に関わる重大問題として認識すべきなのだ。