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小林よしのり
2015.2.6 03:43

政府批判は非国民に屈した大メディア


週刊ポストの「安倍官邸と大メディア、『政府批判』は

“非国民”」恐怖の密約」という記事は面白かった。

なかなかここまで「国民を裏切る権力とメディアの野合」

について、暴露してくれる記事はない。

 

野党のだらしなさもよくわかる記事だ。

民主党の岡田代表は「政府の足を引っ張るな」と党内に

発言の自粛を指示したというからあきれる。

 

人質事件で、安倍政権の批判をする者には「テロ擁護」の

レッテルを貼って、「非国民」扱いするという産経新聞の

手口は、官邸のメディア操作に屈しているからなのだ。

 

官邸や外務省がレクチャーで「日本国内の世論分断は

テロリストに加担することになる」とマスコミに強く

念を押したらしい。

大マスコミはこの政府の報道管制に従っているのだ。

 

今回の人質事件は、「特定秘密保護法」に入る情報が

あるらしい。

その秘密とは、安倍政権が「身代金交渉」を行っていた

からではないかという疑念がある。

 

こういうことを追求するのがジャーナリズムの責務の

はずだが、「政府批判は非国民、テロリストの味方」と

いう同調圧力に屈すれば、国民はもはや政府の奴隷と

化して暴走してしまう。

恐ろしいことだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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