ゴー宣DOJO

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トッキー
2014.12.15 06:27ゴー宣道場

昨日のゴー宣道場の感想から

昨日のゴー宣道場に対する
門弟の感想をご紹介します!


 頭をフル回転させながら議論を聞いていて、
ものすごく刺激を受けました。
大変有意義な時間を過ごすことが出来たと思います。
 ただ、話が難しく、話を追えていない部分もあったので、
あまりアンケートで感想が書けませんでした。
それで自宅でもう一度、書いておいたメモと
予約しておいた動画を見て、自分なりに論点を整理しました。
道場での興奮が醒めないうちに感想を述べておきたいと思います。
 岡田さんの道徳論を整理してみると、
道徳Aと道徳Bがベースになってると思います。
道徳Aは週刊ジャンプやエピソードなどの人に感動を与え、
こうありたいと思わせるような物語。
道徳Bは損得を考えて、こうふるまったほうが
結局は自分が得をすると思われる人のあり方。
 道徳Bは一見、利己主義に思えます。
確かに自分勝手にふるまって、やりたい放題やっていたら、
周りから嫌われるだろうし、友達も出来ないでしょうから
結局は損をするので、自分を律して人を助けたり、
周りと協調するようにしたほうが、得をすることになるでしょう。
でもそれでは、一つの組織や共同体の中にある同調圧力に、
それが間違った同調圧力であっても、屈しておけ
ということになると思います。反抗したら、確実に損をします。
 それに対する岡田さんの答えは、閉ざされた共同体の
中にいたら、そうなるけれど、もっともっと大きな枠組みの
中で自己をとらえたら、絶対ではないけれどそうは
ならないとおっしゃっていたと思います。
 例としてあげていたのが、自己の利益のみ考える
裕福な経営者は、貧困層と交わり、そういう人も世の中に
いるのだと知れば、考えも変わるということだったと思います。
昔「世の中金だ」みたいなことを平気で言っていた
ホリエモンが、そういうこと言っていると損をすると
気付いて最近言わなくなったように。
 僕は道徳Aはともかく、道徳Bは道徳というより、
世の中で成功するための単なる処世術のように思います。
場合によっては非常に不道徳になりえるように思います。
 例えば死を意識した時、自分は何のために生きているのか?
自分はどうあるべきなのか?そういう根本的な問いが
自分の中から湧いてくると思いますが、
道徳Bはそういうことに答え得ないでしょう。
 僕が岡田さんの話を聞いていて、
思い出していたのは特攻隊です。
特攻隊が死を前にして何を考えていたかを想像してみます。
それはこの国の長い歴史の連続性から生まれた文化や伝統。
そしてそれが確かに、自分や今までの自分の人生の
あらゆる場面で息づいていたことを心で感じ、
それが失われていくかもしれない日本の未来に
思いをはせます。そしてそれを何としても守りたいと
きっと思うでしょう。

そして自分がここで敵艦に体当たりして死ぬことが、
それを守ることにつながるのだと信じて、
日本の勝利につながると信じて飛び込んでいくのだと思います。

 ここには心の奥深いところで感じる大切な何かがあります。
 岡田さんは道徳Aだけではだめで、道徳Bも
あわせもっていないとだめだとおっしゃってましたが、
特攻隊に道徳Bなどあるのでしょうか?
 原発問題もそうでしょうが、日本は原発事故で
何を失ったのでしょうか?そして今後原発を再稼働する中で、
何を失う可能性があるのでしょうか?
失ってはならない何かがあります。守りぬきたい何かがあります。
そう感じることが、道徳を考える上での
ベースになければならないように思います。
トッキー

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