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小林よしのり
2014.12.5 07:53新刊情報

作画におけるこだわり


『新戦争論』の原画コピーをまた全部見直したが、やっぱり

どうしても第14章の絵が急ぎすぎて希薄になっている。

この第14勝と最終章は戦時中の国民の感覚の対比になっていて、

片や揺るぎない国民意識、片や葛藤からの覚悟である。

当事者意識と覚悟に、全編を通してこだわった今回の『新戦争論』

では、この二本は重要なので、もっと描きこむ必要がある。

母親の顔もわしが描くべきだった。

こちらにある『大東亜論』の原稿のペン入れが終わったら、

わしが描き直すから、スタッフはその準備をしていてくれ。

顔部分の切り張りを頼む。

明日には取りに来るぞ。

どこに手を入れるべきかの修正個所の指摘はあとでする。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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