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小林よしのり
2014.11.27 15:41日々の出来事

選挙への関心が史上最低の国民


SAPIO」編集長と担当編集者に招かれ、一流ホテルのフレンチ

を食しながら、『大東亜論』と例の大作の打ち合わせをした。

編集長が面白いと言ってくれてるから面白いのだろう。

雑誌の売り上げを牽引するような作品を描くのが望みだから、

頑張ろうと思う。

世の中の状況は最悪だが、わしは自分の力を信じているので、

作品で日本社会の空気を変えてしまう野望に燃えている。

 

国民の衆院選への関心が驚くほどない。

雑誌は高倉健の特集をしたら売れるが、選挙の特集をしたら

売れないそうだ。

解散の意味がまったくないから、国民はかつてないシラケ状態で、

投票率が戦後最低になる可能性が高い。

勝手にやってろ、どうにでもなれという心境なのだろう。

投票率が下がるから、自公と共産党が勝つのは目に見えている。

 

国民は安倍政権に白紙委任するのだから、勝手にやればいい。

わしももうどうでもよくなってきたから、自分の作品の質を

上げることだけに希望を繋ごうと思う。

                                                                                                 

年末まで仕事を一切入れるなと秘書に言明した。

『大東亜論』と例の大作、この二本にだけ集中したい。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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