高森氏が見事な指摘をした「詔書を知らない政治家ども」だが、
その様子を報道ステーションで見た。
伊吹文明は分かっていたようで、最初の万歳のときにムッとして、
全部読みあげてから「ここで万歳するように」と釘を刺した。
解散で万歳をする必要があるのかという疑問もあるが、
天皇の詔書だから厳かに聴く必要はある。
感心したのは、小泉進次郎が万歳をしなかったことだ。
その理由は「国民との心の乖離が拡がる」というようなことを
言っていた。
天皇陛下も本心ではそう思っておられることだろう。
しかし進次郎、さすがに小泉純一郎の息子で、郵政解散は
わしは馬鹿馬鹿しいと思っているが、国民感情があのとき
盛り上がっていたのは確かである。
それに対して、今回は冷め切っているという空気を進次郎は
よく見ている。
「自分の政権の延命」それだけが目的の解散総選挙だ。
師走の解散、大迷惑と思っている人は多いだろう。
外国の投機家と、日本の株を持つ富裕層と、大企業にとっては、
アベノミクスは大成功だが、90%以上の国民にとっては、
GDPマイナスの景気後退は、アベノミクス失敗の証明である。
国民が富裕層のために、もっと株主資本主義を進めて、格差を
拡大していただこうと思うのなら、自民党に投票すればいい。
90%以上の国民のための経済政策をやってほしいと思うのなら、
安倍政権にNOを突きつける投票をすればいい。
14日は「ゴー宣道場」の日だが、投票を済ませてから、
あるいは「ゴー宣道場」後に投票に行ってほしい。
投票率は上げる必要がある。