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小林よしのり
2014.11.20 03:51日々の出来事

本が読みたいのは山々なれど


読まねばならぬ本と、読みたい本がある。

読みたい本が読める贅沢なんかわしには許されてない。

10日くらいハワイに行ったりすれば、読みたい本を

読み耽ることができるだろう。

欧州は観光になるからダメだ。

ハワイだけが好きな本を読める。

だがそんなチャンスは一年に一回もない。

一年中、仕事に追われているからだ。

 

資料としての本を読まねば仕事は進められない。

今は例の大作のストーリーを考えているが、以前描いてた

ときのように、戦場にいる兵隊の気分にまで持って行くため、

死屍累々の戦場の写真を見ながら、戦場のリアルを勉強し、

創作のカミが降霊して来るのを待っている。

 

昨日は画期的なエピソードが浮かんで、難関を一つ突破、

さらにクライマックスのイメージと、エピローグのイメージが、

実はもう閃いているのだが、具体的にストーリーになるまで

考え続けなければならない。

 

娯楽として本が読めるのは、わしの場合70歳過ぎてからに

なるのだろうか?

死ぬまで漫画を描いているのは、やはり問題がある。

死ぬまでには読んでみたい本はいくらでもある。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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