民主党がヘイトスピーチを規制する法案の骨格をまとめたという。
道徳的に良いことをしている。
自民党の「ヘイトスピーチ対策等に関する検討プロジェクト
チーム」は、奇妙なことに、韓国の対日ヘイトスピーチの実態や
規制の検討状況を調査するよう、関係省庁に求めたという。
何をやってるんだ?
自国のヘイトスピーチが問題になってるんだろう。
韓国で在韓日本人に「死ね」「出て行け」と罵倒するデモなんか
聞いたことがない。
ようするにこういうことだ。
自民党議員の中には「韓国が対日ヘイトスピーチをするから、
日本でもやり返してるだけだ」という理屈を信じてる者がいる。
これは在特会の連中の言い分なのだ。
韓国が罵倒してるのは、日本という国・政府であって、これは
歴史認識の齟齬が原因であり、民族差別ではない。
在特会のヘイトスピーチは民族差別なのだ。
そもそも「韓国が行う不道徳と、同等の不道徳を日本もやって
いい」という理屈に感化される者が、自民党議員の中にいる
ことがあきれる。
そんな連中が日本の子供たちに「道徳教育」をする資格など
あるのか?
ヘイトスピーチ問題こそが、実は日本人の「道徳」の踏み絵に
なるのだ!
在特会がやっているヘイトスピーチは、日本で生まれ暮らして
いる「在日二世・三世」の人々に対して「出て行け」「殺せ」と
恫喝している。
在日朝鮮人が日本に居住している理由は、日韓併合からの日本の
政策によるもので、彼らは「日本人」だったのであり、終戦後、
日本国籍を失ったことなど、複雑な歴史的経緯がある。
「在日」を敵にして、ヘイトスピーチをするのは、圧倒的に理に
適わないし、不道徳である!
自民党議員は、やはり在特会やネトウヨや自称保守論壇の
「極右化」に影響されて、排外主義に寛容になっている面が
ある。
こういう連中は「保守」ではない!
歴史すら知らない「極右」である!
橋下徹も「特別永住権」を「在日特権」だという在特会に影響
されている。
明日配信する『小林よしのりライジング』では、「在日特権」
なるものが本当にあるのかどうかを検証しよう。