先日のゴー宣道場。
話が縦横無尽に展開していく様がいつも以上で、
とてもスリリングな回となりました。
私が気になったのは、古市憲寿さんが
最後のほうで「日本は右傾化しているとは思わない」と
おっしゃったこと。
私自身は、戦後日本は急速に左傾化していき、
今またその揺り戻しのような格好で
右傾化していっているのではないかと
思っています。
もっともこの場合の「右傾化」とは、
国粋主義とか軍国主義が「国家の存亡」と結びついて
世の人々に浸透していっているというより、
「私」に結びついているということ。
つまり自己承認欲求や自尊心を満たすための
手段として、「日本は素晴らしい」的な発想が
生まれてきていると感じています。
果たしてそれを「右傾化」というのが正しいのかどうか、
これを書きながらワケがわからなくなってきましたが、
いずれにしても、「戦後の左傾化の反動」という側面は
あると思います。
その意味においてはやはり「右傾化」かと。
あるいはもっと適切な言葉があるかもしれませんが・・・。
このあたりのことを突っ込んで伺ってみたかったですが、
道場のテーマとずれてしまう個人的関心事だったので、
やめました。
機会がありましたら、教えてください。
それにしても、古市さんのたおやかさったらナイ。
しらうおのような手がうらやましかったです。
それに対して宇野常寛さんは、
最初のほうこそ遠慮がち(?)でしたが、
後半になればなるほどガツガツ・グイグイ
食らいついてくる感じで、ワイルドでした。
本当に頭の回転がはやいなあ・・・。
(もはや回転についていけなくなった人間の素朴な感想)
しかもファッションのこだわりまであって、
道場当日は「仮面ライダーの×#◎&%*の#*○◎&」の
配色で決めてこられたそうな。
「これがわかる人がいたら、かなりのツウです」と、
ご本人もおっしゃっていましたが、
参加者の中でどなたかわかった方はいるかな?
私は何度説明されても、頭の中が「???」でした。