「花子とアン」が戦中に入ってきて、いわゆる愛国者と、
反戦平和志向の国民の間の葛藤が面白くなってきた。
村岡花子が本当は戦争推進の愛国者であることは知っているが、
お話としては花子が反戦志向の方が視聴者が感情移入しやすい
のだろう。
花子と蓮子の差が大してないように感じるのだが?
銃後を守る国防婦人会が戦争大賛成となり、万歳三唱で男たちを
戦地に送りだし、子供までが戦争に協力的でない者には、
「売国奴!」と罵り、石を投げる様子が描かれる。
こういう光景を、現代の愛国運動に熱心な女性たちは、どう思う
のだろう?
本当に自分の子供を、万歳三唱で戦地に送りだせるのだろうか?
その戦争に大義がない場合でも?
子供が戦死し、戦争には負け、間違った戦争だったとなると、
彼女たちはどうするのだろう?
まあ、あまり考えない女性たちなのだろう。
男でも女でも、「運動」に嵌る者は、考えることは苦手だからな。