昨日は台風の影響で大荒れの天気の中、「ゴー宣道場」の
会場に向かったが、フロントガラスに叩きつける集中豪雨を
見て、こりゃあ参加者半分も来ないかもしれないなと
嘆息していた。
設営隊はすでに集まったようだから、設営隊と奇特な人の
数名でも全力でやろうと覚悟して会場へ。
ところが驚いたことに若干の欠席者がいるだけで、
ほとんど席が埋まっている!
陣営に属してイデオロギーを固めてしまった自称保守でも
左翼でもなく、思想し続ける人間でいようと思っている
市井の人々がこれだけいるなら、日本も捨てたもんじゃない。
第一部は靖国神社と戦争に関する議論、第二部は
「危ない日本語」についての議論で燃えた。
萌えてはいない。
「児童ポルノ禁止法」の特に「ポルノ」使用の危なさは、
参加者からの発言でよく分かった。
「ポルノ」はあくまでも演じることを合意した大人の役者で
作る作品であり、商品である。
禁止されるべきは「実在の児童」を大人の性欲の対象にした
写真や動画やイベントであり、これは「児童虐待」に当たる。
児童が被害者である商品を禁止しなければならない、という
主張はよくわかった。
漫画やアニメなどは、実在の少年少女の被害者がいないから、
また別に論じなければならない。なるほど。
確かにこの理屈なら「児童ポルノ法」という日本語は危険だ。
ただし、門弟の母親からの発言、もし自分の息子がエロ雑誌を
隠しているのを発見して、その内容が大人の女の裸だったら
健全だからそっと放っておく、だが少女で性欲を掻き立てる
内容なら許さないという発言は素晴らしいと思った。
息子が小児性愛者になり、他人の娘を誘拐・監禁するような
犯罪者に育ってしまっては取り返しがつかない。
子を育てる母親としての、良識のバランスが見事だ。
果たして漫画・アニメなら、児童への性欲を掻き立てることは
許されるのかという問題は、まだ残っている。
この問題は次回の「ゴー宣道場」でも引き続いて議論される
テーマになるだろう。
わしが自衛官募集の「萌え美少女」ポスターに違和感を持って
いるから、論じざるを得ない。
小学4年生男子と中学1年生女子が母親と共に参加していたが、
さすがに議論の内容は理解できまい、退屈だろうなと思って
いたら大間違い。
アンケートの回答を見たら、ちゃんと思想していたのだと
わかって驚いた。
子供をなめちゃいかんな。ネトウヨよりは頭がいい。
昨日、選出された「危ない日本語ベスト」は、泉美木蘭さんが
ブログで発表する。