『GODZILLA』の臨場感が凄いのなんのって、もう映画は
終わったと思ってしまった。
日本のゴジラ映画は想像力で力いっぱい補っていたのに、
GODZILLAはホントに現れたらこうだなと納得せざるを得ない。
吠え声でアメリカ人が拍手するというのもよく分かる。
あの吠え声は快感だ。
秘書みなぼんはゴジラ見てないし、モスラもラドンも
キングギドラも知らない世代だし、女の子は怪獣映画が好きと
いう子はいなかったから、どう思うのだろうと思っていたら、
また見たいと言うくらい良かったらしい。
カッコイイと思ったそうだから、わしとしては嬉しいが、
そもそもみなぼんは男の子の感性なのかもしれない。
GODZILLAを映す視点が、地上からであれ、ビルの屋上からで
あれ、パラシュートの降下中であれ、人間の視点を意識させる
のが本当に上手い。
パラシュート降下で煙の中から見えてくる怪獣の戦いが
かっこ良すぎる。
GODZILLA2があるのなら、このどっしりした重みを
失わないでほしい。
「スパイダーマン」も2、3になると、どんどんCGを
多用して、敵が増産されて、戦いがチャチになっていく。
クリストファー・ノーランの「バットマン」3部作くらい
だった、クオリティーを維持できたのは。
GODZILLAの敵として、モスラはリアリティーにおいて
無理だと思う。
キングコングと戦わせるのは絶対やめてほしい。
ミニラを出したらおしまいだぞ。
キングギドラがリアリティーを持って出せるかだ。
そしてキングギドラを倒すのに、他の怪獣と協力するのは
絶対やめてほしい。
GODZILLAだけでキングギドラを倒すのを見たい。