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小林よしのり
2014.7.20 00:46

子供の貧困率がすごすぎる


子供の貧困率がすごすぎる。

年収120万くらいの親の元で暮らしている子供が異常に

多くなっていて、6人に1人が貧困にあえぐ子供らしい。

母子家庭の場合はもっと酷くて、半分は貧困の子だという。

 

『おぼっちゃまくん』のキャラ「貧ぼっちゃまくん」は、

あの頃はギャグで描いてたが、今やリアルなキャラに

なってしまった。

 

『おぼっちゃまくん』のキャラが、「LINE」でやたら人気が

あって、近いうちに第二弾が出されるが、これも結局、

社会の二極化がどんどん加速して、リアルな物語になってる

からかもしれない。

「おぼっちゃまくん」と「貧ぼっちゃまくん」、これはまさに

今の子供の現実だ。

 

民主党時代に「子ども手当て」を出してたが、これが

自称保守派から大不評で、子供は親が育てるもので、

国が育てるんじゃない、親への感謝が薄まるじゃないか、

などと批判が出ていた。

 

しかし、親が普通に、平凡に、我が子を育てられないほど、

社会は二極化している。

安倍政権が株価だけを見て、新自由主義の経済政策を

加速させるからだ。

株を持ってる富裕層は、今はバブル状態で、高級品が爆売れ

してるし、リッチなレストランや寿司屋はいつも予約で

埋まってるが、株なんか持ってない貧困層は、給料上がらず、

物価だけ上がるから、益々子供に栄養を与えられない。

 

少子化が進むのは当たり前だ。

「子ども手当て」や「原発政策」など、民主党時代の政策を

すべてダメと決めつけるのは、短絡すぎる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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