ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.5.10 03:10

集団的自衛権の恐ろしさをわかってない国民


安倍首相が「集団的自衛権」の行使容認について、13日、

政府の有識者懇談会が報告書を提出するのを受けて、

自ら国民に説明するという。

ちょうど『小林よしのりライジング』の配信日なので、

首相の報告終了後、ただちに『ゴーマニズム宣言』だけ

切り離して、「号外」で配信しようと思う。

集団的自衛権の本質」について書く予定だったからだ。

他のライジングの内容も、もちろん13日に配信する。

重要な内容は「号外」にした方が、読む人が多い。

 

集団的自衛権」の問題は、恐るべき問題であり、

日本の国のかたちを変えてしまう問題なのに、

国民はその変化の恐ろしさに全然気づいていない。

どうせ左翼が大げさに言ってるんでしょとしか

思ってない。

その辺を見越して、記者会見で安倍首相が国民を

騙すつもりなんだろう。

中国や北朝鮮の脅威があるから、急ぐ問題なんだよ、

大した変化はないから、限定的だから、だってこんな例

のときは必要でしょ?」という内容を話すはずだ。

それでコロッと国民は騙される。

 

集団的自衛権」は次回「ゴー宣道場」の憲法の議論とも

密接に関わる。

ライジングで、毎回連載で書きたいくらいのテーマだ。

よくこんな重大な案件を安倍の意のままにさせておく

もんだよ、国民は。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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