集団的自衛権の行使容認は、恐るべき問題なのだが、
まだまだこの危険性が国民に認識されていない。
どうせ安倍首相に対抗する政治家も、自民党に対抗する
政党も出てこないのだから、任せとけばいいと安易に
考えている。
わしはアフガン・イラク戦争の時に、小泉政権と
親米保守を「親米ポチ」と批判した。
この「親米ポチ」の度合いがもっと強まるのは
間違いない!
今朝のテレビ朝日の「そもそも総研」で、安倍首相は
将来的な自主独立を考えてると解説していたが、
まったくの勘違いだ。
安倍は岡崎久彦らと同じ、「親米ポチ」であり、軍事的
にはアメリカにとって実に都合のいい首相なのだ。
靖国参拝や河野談話など、歴史認識の問題でアメリカに
嫌われているのは、安倍の状況認識が狂ってるからに
過ぎない。
アメリカが中国と戦争する気がないという認識、
北朝鮮の脅威を考慮すれば日米韓の連携を強固にする
しかないという、アメリカの真剣な認識が、安倍には
わかってないのだ。
安倍の「コアな支持層」に操られて、アメリカに嫌われる
という状況になってるわけで、今度はオバマを国賓待遇に
してご機嫌とろうと必死である。
集団的自衛権の行使容認をしたら、日本は完全に米軍と
共に外国で戦争する国になるのだ。
自衛隊員も棺に入って帰国することになるのだ。
それはアフガン・イラク戦争の時の歯止めが失われると
いうことだ。
イギリスと同じ立場になるということだ。
国民は自覚も覚悟もなく、日本をアメリカの戦争に
巻き込む政策を容認してしまっている。
アフガン・イラク戦争の総括をしなかったツケが、
いよいよ日本をアメリカに従って戦争をする、
道義なき国家に導こうとしているのである。