ゴー宣DOJO

BLOGブログ
切通理作
2014.3.24 04:35

主婦とネトウヨの相関関係

 先月の道場に、専業主婦の人たちが何人か来られ「いまの自分はこれでいいのか」という不安を持っていると語っておられたのが印象に残っています。

 

いまや世間一般では専業主婦が出来るということは「恵まれている」部類に入ります。

しかし、その立場だって、たとえば夫の給料が下がったり、失職したりと、状況は不安定で、いつ失われるかわかりません。

 

そういった時に、長期間社会人経験をしてこなかった人間が、生きていくことが出来るのか?

 

そのような不安は、あって当たり前ではないかと思います。

 

家事労働に閉じ込められ、自分は世間と隔絶してしまうのではないかという恐怖。育児も以前に比べて地域社会の相互扶助から切り離され、買い物もネット中心で井戸端会議の機会も減っている。

 

そんな中で、ネットの中に楽しみを見出し、果てはネトウヨ的な言動に目覚める主婦が出てくるのも、おかしくはないのかもしれません。

 

前回の専業主婦というテーマと、次回のネトウヨというテーマが、そんな形で結びついているのがいまの時代なのでしょう。

 

それは夫婦ですら普段同じ日常空間にいない、おのおの隔絶した現代社会の在り方が一つの限界に来ており、そのことを問い直す機会になり得るのかもしれません。


ネットを通してベビーシッターを頼むのが是なのか非なのかということも、この問題につながっていくと思います。

ネットは「ゆるやかなつながり」とよく言われます。
なんとなく「ゆるやか」というと、うすい絹のような、ほんわかした、いいものであるかのように思ってしまいます。

しかしそれは要するに「浅い関係」であり、その網目が破れた時、無情な現実が顔をのぞかせるのではないでしょうか。

 次回道場では、そんなことも考えていきたいと思っています。

 
ゲストの一人である朴順梨さんの
『主婦と愛国』もいま読んでいます。


またそこで得た感想も、当日までにUPしていきたいと思います。


テーマ
『憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!』


 

平成26年4月13日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3)は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします)

詳しくは、 こちら ” でどうぞ。

 

4月13日の「ゴー宣道場」のテーマは
『憎韓・嫌中ブームの反知性主義を斬る!』
にします。

特別ゲスト、萱野稔人氏(哲学者)と朴順梨氏(フリーライター)の登壇が決定!

 

 

入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です

のメニュー「道場参加申し込み」
クリックして、申し込みページにお進み下さい
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、ご注意ください


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。

なお今後は不定期開催となるため、
往復ハガキでの応募は中止させて頂きます

応募〆切 は 平成26年4/2(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ