「明日、ママがいない」という番組の質問が
『小林よしのりライジング』のQ&Aにいくつも来ていた。
見てないのに答えようがないし、
そもそもわしは子役で泣かされるのは嫌だし、
子役を複数使うのはずるいと思っていたし、
テーマが暗そうで見ないことにしていたのだ。
だがCMスポンサーが全部降りたというニュースを知り、
そんなアナーキーな番組ってあるのかと思い、
昨日、第一話と二話を見てみた。
するととんでもなく面白い!
「半沢直樹」だって「家政婦のミタ」だって
設定は突飛でも訴えるものがある場合は引き込まれる。
「明日、ママがいない」も子供を捨てる親に対する
激しい憤りが子供目線で描かれていて、
わしも怒りに震えた。
日頃から、子供を捨てたり、虐待したりする
無責任な親の事件を目にするたびに、ムカムカ
してたのだが、翌日になるとすぐ忘れる。
この番組は社会を含む無責任な大人への怒りを
思い出させてくれて、とてもよく出来ている。
こんな面白い番組のスポンサーを降りるなんて
バカじゃないのか!
抗議する病院など、孤児の関係者が、心配するのは
わかるが、神経質になり過ぎじゃないかな?
世の中、美談だけを強調すればいいってもんじゃない。
子供を捨てなければならない親の苦悩もあるし、
そんな残酷を表出させた社会や政治の罪もある。
だが、捨てられた子供は、そういう大人たちすべてを
告発する権利がある。
捨てた親も、捨てさせた社会や政治も、やはり
倫理的には責められなければならないのだ。
この番組は続ける意義がある!
関係者は挫けるな!
わしは最後まで見るぞ!