高森・切通氏の動画『誰も見たくない時事楽論』
「映画『永遠の0』は傑作か愚作か?」が
やけに面白かった。
今の若者が祖父の生きた時代を知るという
コンセプトは、「男たちの大和」で使用済みの手法だ。
「命の尊さ」をテーマにした時点で、
戦後ヒューマニズムだ。
反戦の装いをこらしてサヨク方面に媚びを売り、
特攻のヒロイズムを利用して右方面も騙す
という手法が、商売上手ねと言うしかない。
わしはそんな手法には、
もうとっくに飽きてしまっている。
見ないでも分かる気がするので、
見ないつもりだった。
果たして高森・切通氏の感想で、
意を強くした次第である。
では、山田洋次監督の『小さなおうち』は
どうなんだろう?
現代の若者の歴史観を入り口に
、祖母の世代へ繋ぐ手法は同じようだが、
庶民の生活を描くことで、戦前・戦中のリアルを
描き出す手法は面白いかもしれない。
いっそのこと3月2日(日曜)の「ゴー宣道場」を、
『永遠の0』と『小さなおうち』を題材にして
議論してみるというのも楽しいかもしれない。
まだ未定だが、「戦前と戦後の空気感」について
語り合うのはどうだろう?
だがそうなると、あまり見たくない『永遠の0』を
見なければならないのか?
もし「ゴー宣道場」でやるなら、映画を見なくても
楽しい議論を心掛けなければならない。