安倍首相は22日、ダボス会議の各国メディア幹部らとの
会合で、靖国参拝の理由について、
「いわゆるA級戦犯を称揚するためではない。
そこには(戦争の)ヒーローがいるのではなく、
戦争に倒れた人々の魂があるだけ。」と述べた。
中国メディアが「戦争犯罪者を英雄だと思っているのか」
との質問に答えたものだが、さらに首相は
「ただ魂を慰霊したい。」とも言っている。
やはりわしがこのブログで何度も指摘してきた通りだった。
安倍首相は靖国神社の意味がわかっていない。
靖国神社に祀られているのは「英霊」である。
靖国神社は「英霊」を「顕彰」している神社だということが、
安倍首相にはわかっていない。
「英霊」とは、
まさに「英雄(ヒーロー)」の
「霊」なのだ!
安倍首相は「ただ魂を慰霊したい。」と言った。
「慰霊」とは、戦争の「犠牲者」を「慰める」ことであり、
靖国神社の主旨とは全然違う。
そしてこの言葉は東京裁判史観の肯定であり、
「戦後レジーム」の強化に他ならない。
わしは靖国神社に祀られた英霊の言乃葉100編を選び
『国民の遺書』として書籍化する手伝いをした。
その表紙には「泣かずにほめて下さい」と書いている。
「ほめる」、それが「顕彰」であり、靖国神社の本質だからだ。
なぜ安倍首相の重大な誤りを産経新聞や自称保守の連中が
指摘しないのか?
彼ら自身がわかっていないか、
安倍首相のためなら自虐史観も受容するという、
単なる人物への信仰になっているからだろう。