北海道にいると、
東京では全然報道されない
情報が大々的に出ていることに
気づかされます。
昨日(1.3)から北海道新聞では
「極東 エネルギー最前線」
という特集が始まっているのですが、
その第1回目では、サハリンの
液化天然ガス(LNG)を
取り上げていました。
サハリンには日本の技術の粋を集めた
LNGプラントが2008年に完成しています。
LNGの輸入は、中東からだと
輸送に3週間かかりますが、
サハリンからだと北海道まで1日、
東京まででも3日で届きます。
東日本大震災の際には、
プーチン首相(当時)の指示で
LNGを緊急大増産、
日本のLNG消費量の1割を支えたそうです。
今後もサハリンでは1.5倍の
増産計画があるそうですが、
開発はまだ初期段階で、
道内企業がこれから参入する
余地もあるといいます。
さらに、本日(1.4)の特集第2回では、
サハリンから稚内に海底ケーブルを引き、
電力を輸入するというソフトバンクの
構想を紹介しています。
広大な土地と大河に恵まれた
ロシア極東とシベリアには
豊富な水力発電の可能性があり、
ロシア側では現在、泊原発3基合計の
2倍近い水力発電開発の計画が進行中。
さらにソフトバンク・孫正義社長は
モンゴル・ロシア・日本・東南アジアを
送電網で結び、各国が電力を融通しあう
「アジアスーパーグリッド」構想を
発表しています。
そして北海道新聞今日の1面トップは、
札幌のメタンハイドレート研究センターが
メタンハイドレートの
ガス生産効率を2倍にする技術を開発、
すでに実験による有効性を実証しており、
国産天然ガスの実用化に弾み
がつきそうだという記事です。
LNGは中東が頼りだから原発が必要?
日本は欧州と違って国際的な
電力融通が聞かないから原発が必要?
国産エネルギーの開発は
無理だから原発が必要?
東京では、詐欺師の情報しか
伝えられてないんじゃないですか?