福島から毎年、美味しいものを厳選して、送って戴く。
今年は「
大学2年生の次男坊が帰省したので、
都内でそれぞれ別に暮らしている長男と長女は、
3人で鍋料理をつつく。
骨付きのぶつ切り伊達鶏は、
あっさりしていながら、
伊達鶏の胸肉や股肉、
鶏ガラをじっくり煮込んだスープの味が染み込んでいるからか。
一緒に炊いた白菜、人参、葱、榎茸も、実に美味しくなっている。
たまたま家にあった清酒「澤乃井」を傾けつつ、
談笑の中で、
今年出した『皇室論』だ。
「どの文章が一番、印象に残った?」と尋ねると、
ためらいなく「
成る程と頷く。
少し嬉しい気持ち。
最近、ベストセラーの『永遠の0』
本人は硫黄島やモンゴルで戦没者のご遺骨を
持ち帰った経験を持つ
「何となく違和感があった。余り良いとは思わなかった」と言う。
私は未読なので何とも返しようがない。
ただ、すでに前売り券を買っていた映画「永遠の0」
やや削がれた。
普段は家族の男どもに、
他愛ない話をして笑っている。
これも鍋の効用か。
締めの中華麺は食べきれないので、
とにかく、今も様々な難題を抱えておられる中で、