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高森明勅
2013.12.21 12:22

NHKトップ人事と原発報道

やや以前、NHKの新しい経営委員4人が
安部晋三首相に近い人選として話題
になった。

この度、経営委員会で決まった次期会長の籾井勝人氏も、
甘利明経済財政担当大臣と古くから交流のある人物とのこと。

現会長の松本正之氏に対しては、
このところ政財界から「
放送内容が偏向している」と
批判があったという。

NHKの偏向ぶりは前々からのこと。

なのに今更、しかも政財界から?
 何かキナ臭いものを感じる。

と思っていたら、「原発」関連の放送などが
「偏向」しているとの批判らしい。

私は決して熱心なNHKウォッチャーではないし、
テレビ自体、
ほとんど見ていない。

しかし、NHKのラジオ放送は時折、聴いている。

その限りでは、コマーシャルで成り立つ民放各社に比べ、
企業の紐付きでない分、
少なくとも原発関連では、
NHKの方がまともな放送をして来たような印象を持つ。

それが今後どうなるか? 気がかりだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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