ゴー宣DOJO

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切通理作
2013.11.17 12:45

いま、僕たちの居る時代は・・・・

   「天皇の政治利用」という言葉、
すっかり有名になってしまいました。

  山本議員が手紙を届けられるんなら、
僕たちも天皇陛下に手紙を書けるの?
なんていうことが言われているようです。

  「天皇陛下はサンタクロースじゃないんだから」
と言いたくなります。

  天皇陛下も、山本議員の身の安全を
慮っておられるので、皇室について語れる
敷居の低さのムードが出来ているのかも
しれません。

 僕の若い頃は、公の場所はもちろん、
ごく親しい仲の人間関係以外の場所で天皇陛下について口に
するだけで、はばかられるところがありました。

 うっかりしたことを言ってしまえば、右翼から
テロを受けるのではないか?と。

 いまはみんな、あんまりそういうことを
心配しているように思えません。

 これはなぜでしょうか?

 高森先生によれば、女系・男系論争について
右翼も判断停止状態で、どう考えていいか分からなくなっている。

 そこで、皇統を断絶させる結果をもたらす男系派が
誰はばかることなく発言できる状態が出来ている。

  左翼側は天皇制がなくなった方がいいから
これを黙認。

 加えて、皇室を意のままにしたい政治家が宮内庁の
存在を邪魔にしている、その尻馬に乗っかって
週刊誌が皇族について噂話や悪口を書きまくって
いるように僕には見えます。

 皇室はそれに対して一切反論権を持たないのを
いいことに、やりたい放題になっているのではないでしょうか。

 考えてみれば、皇室を語ることにここまで敷居が
低くなっている時代は初めてではないでしょうか。

  なにかとても大きな、歴史上のポイントに
我々が立っているような気がしてなりません。

  いまこそ我々は、恐怖から口をつぐむ時代に逆戻りすることなく、
我々の「公」の意識のベースになっているものと、天皇陛下の
関わりについて、己の意志で向き合う時代に来ているの
かもしれません。

  雅子さまと紀子さまのどちらがよい性格なのかなどと、
わけしり顔で批評している場合じゃないでしょう。

  試されているのは、我々自身なのですから。

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第39回ゴー宣道場
テーマ「政治権力と天皇」

平成25年12月1日(日)午後1時 から
『人事労務会館』 にて開催します。


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引き続き、往復ハガキでの応募も受付けております絵文字:重要絵文字:記念日


入場料は、お一人1000円です。

参加ご希望の方は、

返信はがきの宛名には、ご自分の氏名・住所をご記入の上、

152-8799

東京都目黒区目黒本町1-15-16 目黒郵便局・局留め

『ゴー宣道場』代表・小林よしのり、担当・岸端


まで、お送り下さい。

応募〆切平成25年11/20(水)必着です。


当選された方にのみ
当選通知を送らせて頂きます絵文字:記念日
(往復ハガキで応募された方は返信ハガキで、ネットから応募された方は
 当選メールでの通知となります。)

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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